地球温暖化の罪
浜名湖に毒タコが出た。ピアノの材料入手が難かしくなって値上がりする。キリマンジャロの雪がここ20年で半減した。これらの異変はみな地球温暖化に原因があるといわれる。地球上で異常気象が起きているためだ。つまり地球は、深刻な局面に陥っているということ。 どの時代でもそれぞれの課題があり、それを解くことによって人類は進歩してきた。でも今世紀はこれまでとは違う。地球温暖化のリスクは地球を壊滅状態にするのだ。温暖化という暖かみのある言葉のせいか、いい意味を思い浮かべやすい。が、実はそうではない。受け売りだが温暖化がやっかいな理由をいくつか挙げて見よう。 第1は「世界中で戦争が増える」ことだ。70年前に第二次世界大戦が終わり、日本は敗戦国となった。無条件で降伏した。領土も今の形に落ち着いた。それにもかかわらず「北方領土はわが国固有の領土だ」と60年間、世間に訴え続けてきた。でもままならない。三度目となる世界戦争が始め今度は日本が勝って領土を取り戻せばいいのかと言えば、それも現実的ではない。 いまや戦争のやり方そのものが変わってしまった。沖縄には未だ米軍基地がある。米国トランプ大統領は相応の軍事費を負担しろと発言している。様変わりは避けられない。今の時世に海兵隊もなにもあったものではないのではないか。空中を核兵器が飛び交う時代である。再び悪夢は起こりえない。戦争は起こらないとみんな信じている。それでも戦争はやってくる。その証明に今でも世界の地域で紛争が続いている。温暖化は戦争を誘発している。 2番目は「眠っていた未知の病原体が目覚める」こと。世界は未知の病魔に席巻されることになる。3位は「人間が太りやすい体質になる」ということ。現代のように減量しても間に合わないはず。かなりの大問題である。4位は「生物が小さくなる」こと。寒い国よりも暑い国の人たちの方がガタイは小さい。熱さから脳を護ろうとするために小粒になる。みんな身長150センチ程度ともなれば江戸時代に逆戻りだ。みな栄養失調症となる。5位は「食べ物がまずくなる」こと。ことに美食家にとっては大問題。食べ物が不味くなると人生の楽しみも半減しよう。 このように温暖化のリスクを並べて行けばキリがない。このようなリスクを並べ立てる学者にとっては、もはや温暖化はこれから先も避けられないことと断じている。人類だけでなく生きとし生きるものみんな住む場所を失い滅亡する羽目になる。 新しい年を迎えても希望に満ちた年がやって来ないとすれば人類は何という馬鹿なことをしているのかと思う。
コラム ( 2017/02/02 )
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