ランドスケープ・造園業界情報はインタラクション
新聞・出版事業 展示会・イベント事業 ランドスケープ・造園業界の環境イベントと展示見本市はインタラクション
サイトマップ
環境緑化新聞・インタラクションの出版物
環境緑化新聞
環境緑化新聞について
誌面サンプルイメージ
環境緑化新聞35年のあゆみ
環境緑化新聞 緑風
エッセイ「世のうちそと」
ご購読お申し込み
弊社出版物
定期出版物
刊行書籍
映像関連商品
ご注文について
ご注文リストを見る
特定商品取引法に関する記載
世のうちそと

 熱海花火大会

熱海花火大会

 残暑が厳しい1日。気温35度。駅でタクシーに乗る。熱海の夏花火の最後日。運転手は「今年で見納めかも知れない」と言う。泊まりがけの観光客が少なくて、皆日帰りで帰る。宿泊費も安いためホテル旅館組合もメリットがなくなってきた。今年でスポンサーが降りるかも知れない。そのような話だった。

 三時間も待つなんてと思うが、気長に待つのも楽しみのひとつだ。

 花火の打ち上げは8時過ぎ。空には夕陽の名残雲がダイダイ色にたなびいている。待ち人もパラパラだ。ファッションもいろいろだ。思い思いの服装で人々が通り過ぎてゆく。近くに海水浴場があるせいか裸同然の人もいる。

 皆ビニールシートで場所取りをしている。シートを広げ、ビールや飲み物を置いているモノに関取をさせている。

 太陽もようさく姿を消し周囲は暗くなってゆく。ビルの赤や緑のネオンがいよいよ濃く明瞭になる。

合図の一発が打ち上がった。開演1時間前だ。

 ぞろぞろ人が入ってくる。ひっきりなしで途切れることはない。横になっている人もいる。こうして始まりを待つのだ。
おいしそうにご飯弁当を分け合っていたと思ったらゲームをしていたのにごろり。待ち時間を楽しんでいるのだ。

 携帯片手のゆかた姿のお嬢さん。最近はすらりと姿がいいので素敵に見える。得した気分になる。

 隣では焼き鳥をむしゃむしゃ、左のベンチでは、肩に手をまわしうっとりしている。連絡船が見えて、中空には燃える赤い月が。

 突然ズドンと我に返ると花火が打ち上げられ異次元に突入。拍手と歓声が上がる。
花火はドラマ仕立てでいつも同じでも、夏の風物詩の続行をのぞみたいひとりだ。

( 2010/11/15 )

前のページ ( 19 / 100 ) 次のページ
ページの先頭に戻る
 
 
定期出版物ご紹介
環境緑化新聞
自然環境データBOOK
ECO-GREENTECH2007
LANDSCAPE&GREENERY
刊行書籍一覧
近刊書籍のご案内
環境ブックセンター
イベント・セミナー案内
ECO-GREENTECH
日比谷公園ガーデニングショー
主催・開催セミナー
 

環境緑化新聞 | 定期出版物 | 刊行書籍 | 映像関連商品 | 日比谷公園ガーデニングショー | エコ・グリーンテック | サイトマップ
会社概要 | 中国市場事業支援活動 | 社会貢献活動・NPO活動 | みどり提言賞のあゆみ | 環境緑化海外視察ツアー | バイオ-ステイク

copyright (c) Interaction Co., Ltd. All Right Reserved