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 ワールドカップ実況


 史上初のベスト8へ向けて日本サッカーの歴史を塗り替える戦いと期待をかけて真夜中のライブにかじりついた。結果は惜しくも敗退である。深夜の12時キックオフ。相手は前回準優勝国のクロアチア。強豪チームだ。まさに運命の大一番である。好調の堂安堂律には厳しいマークだ。相手はボールを回しさすが上手い。フェイスガードを被っている選手もいて気を引く。いいクロスを上げる。背の高いクロアチアの防御もあり30分過ぎても先制点は入らない。それでもこのあたりからようやく間を詰めていく。クロアチアは非常に細かく戦術を換えていく。ボールを取りに行きたい日本、しのぐ相手。高い位置からのスローインも怖い。少し苦しいゲームが続く。日本サポーターの声援も大きくなる。前半危ないシーンが幾つか見られたがナイスセーブでこらえた。前半は監督のプラン通りの展開なのか。中3日の試合は厳しいとは思う。クロアチアにボールキープを許していた日本がセットプレーをとると前田大膳がゴール、先制点をあげた。さらにブロックを守って前半を終了した。日本は勝と期待値は高まった。
後半戦45分は、選手交代もなく始まった。伊東純也のドリブルで復活したのか、と思う間もなく1点を入れられる。振り出しに戻ってしまった。不安がよぎる。選手交代三苫薫と浅野拓磨。三苫は一人で局面を変えられるほどの選手。ただ相手にはとても研究されているようだ。同点のまま後半25分に迫った。コーナーキックという嫌な展開抜けた酒井宏樹が入った。南野拓実に交代。どういう作戦なのか、守りを散らして。無理をしない日本の作戦か。試合は1対1のまま
運命の30分間の延長にもつれ込んだ。クロアチアは長いボールを入れてくる。日本はしっかりと守る。ジリジリする展開が続く。期待を持てる前半だった。的確なポジションを取って互角の戦いだったと思う。ともあれ自分たちのサッカーを自信を持ってやれる時代になったことを証明した1戦だった。誰がこの展開を変えるのか。辛抱する時間帯もある。チャンスを造るが点に結びつかない。前が空いた。あぷなかった日本。とうとうPK戦になる。疲れて集中力も途切れたろう。キッカーの順番を決める。日本の南野が失敗。2人目も止められる。キャブテンの吉田麻也もだめ。クロアチアに敗れた一蹴りだった。でも、心からの拍手を惜しまない1戦だった。みんな頑張ってくれた。感謝を送るしかない。壁は乗り越えられる。次回は新時代を見せてくれる期待を持たせてくれる。あと一歩と前田大然は言った。最年長の長友佑都も、自らは引退をほのめかして、後輩たちが、次につないでくれると胸を張った。堂安律は活躍が目立つたのに、申し訳ないとファンに詫びた。吉田麻也は、この4年間重いものを背負ってきたと吐露したうえで、日本のサッカーは変わってくると宣言した。伊東純也は、新しい景色を見せてあげられなくて残念がった。
守田英正と権田修一は、前に進み続けているのは間違いないと話した。今から4年後が楽しみなのだ。サッカーのルール知らなくてもうれしい師走となった。

( 2022/12/12 )

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