ランドスケープ・造園業界情報はインタラクション
新聞・出版事業 展示会・イベント事業 ランドスケープ・造園業界の環境イベントと展示見本市はインタラクション
サイトマップ
環境緑化新聞・インタラクションの出版物
環境緑化新聞
環境緑化新聞について
誌面サンプルイメージ
環境緑化新聞35年のあゆみ
環境緑化新聞 緑風
エッセイ「世のうちそと」
ご購読お申し込み
弊社出版物
定期出版物
刊行書籍
映像関連商品
ご注文について
ご注文リストを見る
特定商品取引法に関する記載
緑風

 50年目の憂鬱

 創刊50年だからと言って、とりたてて記すこともない。終点を迎えるまでは、号数を刻むだけのことである。それでも、祝っていくつかメールをいただいたことはうれしかった。世界的にコロナ病が吹き荒れても、海の向こうで戦争が始まろうとも、国内で元首相が襲撃されようとも、世の中は進んでいくものである。
 小紙のテーマは「人と緑を結ぶ」を掲げていた。私は創刊以来、1面に「緑風」を書いてきた。題名とは裏腹に、それほど緑や造園、植物などについて書いてはいない。かけないといった方がいいかもしれない。それは専門家の先生の筆に頼り切っている。今回も連載をもつ岩手の野田坂伸也さんのお便りをベースに紹介する。連載が始まるとみなさん長い。ただし紙面が窮屈なので時には休載を願う時もあるが、余裕ができると再筆をお願いする。このため緑の書き手と読者を結ぶといった趣だ。どなたも近藤三雄さんと山田宏之さんの連載の凄さを指摘する。近藤先生は、その最初が、東京農業大学講師の時代にさかのぼる。何回も手術をして、普通の人なら精神的にも参ってしまうのに、入院した場所で早速テーマを発見して書いてしまう、というタフさに驚嘆する。編集部に届く原稿も1か月前以上前に届く。今や「書くこと」が生きがいとでもいうように、鬼気迫るものがある。
 山田宏之さんは、さまざまの現場を見ては(私も知らない)ような植物の話を次々と紹介してくださる。その行動力と博識にはほとんど驚きます。
 中橋文夫さんの情熱もすばらしい。最近は10年に及ぶ労作、世界的建築家とされる安藤忠雄の近年の作品と行動について造園家として異議申し立ての書だ。そのために出版社を立ち上げる程の行動派である。
 小杉左岐さんについても触れている。「世界を股にかけての訪問記事には驚嘆するばかりです」とある。「岩手県の片隅から何十年も出たことのない人間とは全く対極の行動力で」と記している。そして「山田さんのように様々なところの出かけては次々と新しいものを紹介してくださるエッセーと、私(野田坂)のように狭い範囲しか見ることが無くて書くエッセーの対比も珍しいでしょう」と述べている。ありがたい話としてここに紹介した。

( 2022/8/06 )

前のページ ( 3 / 100 ) 次のページ
ページの先頭に戻る
 
 
定期出版物ご紹介
環境緑化新聞
自然環境データBOOK
ECO-GREENTECH2007
LANDSCAPE&GREENERY
刊行書籍一覧
近刊書籍のご案内
環境ブックセンター
イベント・セミナー案内
ECO-GREENTECH
日比谷公園ガーデニングショー
主催・開催セミナー
 

環境緑化新聞 | 定期出版物 | 刊行書籍 | 映像関連商品 | 日比谷公園ガーデニングショー | エコ・グリーンテック | サイトマップ
会社概要 | 中国市場事業支援活動 | 社会貢献活動・NPO活動 | みどり提言賞のあゆみ | 環境緑化海外視察ツアー | バイオ-ステイク

copyright (c) Interaction Co., Ltd. All Right Reserved