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 新元号について

新元号発表が先か、この新聞が届くのが4月1日を過ぎてしまうのか、微妙な情勢である。平成が終わり新しい元号が発表になる。大化の改新645年からはじまって今回まで247回もの元号どれほどの意味を持つものだろうか、気になるところである。地球上の国が数多くある中で、わが日本国だけが使っているというこの制度、本家の中国も使わず、ベトナムも使わなくなって久しい。なぜ追随する国がないのだろうか。西暦と和暦を併用することは誇り高い事なのだろうか。元々一世一代の取り決めに無理があったというしかない。
新元号は有識者懇談会 から間もなく発表されるならその時まで静かに待つというのが礼儀というものだと思う。
開かれた皇室を重んじ見れば、国民参加のツイッター公募でやれば、より関心を集め、親しめる元号のスタートになったのではないか。膨大な元号が流布されることになるだろうが、それも一興である。自分達も参加できたという気持ちがあった方が元号にも馴染みが出て、近しいものになったのではないか。
私なら「感謝元年」を推挙したい。人生で成功した人や有名人になった人達の常套句は、全員といっていいほど「感謝」のオンパレードである。この言葉はどんなに乱発されようと気分を害する人はいない。それは家族であれ、仲間であったり、恩師であったり、イチローは愛犬だったりするが、感謝の2文字は反感を呼ばない。感謝の嵐は世界をも動かし、民族主義に目覚めた国の中には、「何も西洋歴に追随する必要はない。自国独自の歴も併用したい」といった好ましい事態を招く。悪い事ではないだろう。
自分なりの元号を考えてみることは日本人に生まれたことの喜びでもあると考えた方がいい。ぜひ、自分たけの新元号をつぶやいてみてください。4月1日の事でもあるし。

( 2019/03/15 )

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