ランドスケープ・造園業界情報はインタラクション
新聞・出版事業 展示会・イベント事業 ランドスケープ・造園業界の環境イベントと展示見本市はインタラクション
サイトマップ
環境緑化新聞・インタラクションの出版物
環境緑化新聞
環境緑化新聞について
誌面サンプルイメージ
環境緑化新聞35年のあゆみ
環境緑化新聞 緑風
エッセイ「世のうちそと」
ご購読お申し込み
弊社出版物
定期出版物
刊行書籍
映像関連商品
ご注文について
ご注文リストを見る
特定商品取引法に関する記載
緑風

 Gone with the Wind

2017年上半期、日産、ルノー、三菱自の3社連合が新車の世界販売台数で初めて世界首位になった。ゴーン会長は翌年4月にはテレビで、日産とルノーの資本関係の見直し検討を明らかにした。
そして11月、来日すると逮捕され今も小菅辺りに隔離されている。
経営統合どころか会長職は解任され、春風を体感しないまま運命は反転した。
筆者は昔、自動車の業界紙を出していた。メーカーは9社あったが、いずれも大企業にかわりはない。新車発表ともなると、午前中は一般紙記者、午後は業界紙が押し掛け、総勢2000人がいた。帰りには豪華なパンフレットとお土産付きでそれは華やかなイベントだった。中でもトヨタ日産はトップ2を維持していた。社風も異なっていた。日産は広報室に出入り自由で、トヨタは受付を通す必要があった。日産は結婚も自由恋愛風で、トヨタは社内結婚が多いようであった。技術の「日産」、販売の「トヨタ」と言った構図に見えた。実際、トヨタは自動車工業と自動車販売の二つの会社に分かれ、三菱自動車もそうだった。その後、統合されるがそれぞれに社風は異なるように思えた。
 一転、緑の業界も農業、林業、種苗、園芸、造園植木生産と裾野の広い産業を形成していて、ジャーナルが無いわけではなかった。ただ相互の関係は希薄であり、記者クラブを立ち上げるほどではなかった。
それでも時折、造園、ランドスケープに進出してくる企業もあった。でも数年で撤退を余儀なくされた。どうしてか?答えは簡単で、資本潤沢で、書き手が著名人を揃え、カラー刷りで、デザインが美麗だからといってジャーナルが上手くいくとはかぎらないのである。
驕れず、懼れず、ひたすら読者のことを考えて次の号を作って行くしかないのである。
 カルロス・ゴーンさんの身の上を考える時、あまりに権力を乱用がめだった。彼に贈る言葉は古い映画にあったように Gone with the Wind
という言葉を贈りたい。

( 2019/02/15 )

前のページ ( 65 / 100 ) 次のページ
ページの先頭に戻る
 
 
定期出版物ご紹介
環境緑化新聞
自然環境データBOOK
ECO-GREENTECH2007
LANDSCAPE&GREENERY
刊行書籍一覧
近刊書籍のご案内
環境ブックセンター
イベント・セミナー案内
ECO-GREENTECH
日比谷公園ガーデニングショー
主催・開催セミナー
 

環境緑化新聞 | 定期出版物 | 刊行書籍 | 映像関連商品 | 日比谷公園ガーデニングショー | エコ・グリーンテック | サイトマップ
会社概要 | 中国市場事業支援活動 | 社会貢献活動・NPO活動 | みどり提言賞のあゆみ | 環境緑化海外視察ツアー | バイオ-ステイク

copyright (c) Interaction Co., Ltd. All Right Reserved