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 公園基準見直し

11月11日、日曜日は地元、東京都の中心部、新宿区長を選ぶ選挙投票日だった。結果は、現職が新人野党連合候補をダブルスコアで押しのけ圧勝した。
区ではこの8月からデモ規制を始めた。「アベ批判デモ」「最賃デモ」「ヘイトスピーチ」まである。デモは新宿の名物だ。みどりと公園担当課は対応に追われ忙しい。新宿柏木公園発の「最賃デモ」は毎月、行われている。この団体が、みどり公園課にデモ申請のため尋ねたところ、許可がでなかった。理由は「使用基準の見直しを進めているため」と言うのが理由だ。それまでは、その日のうちに許可が出た。
前段がある。区議会本会議で「近隣住民がデモ騒音などにより迷惑している。規制していく考えはないのか?」といった質問が出た。区長は「デモの出発地として使用できる公園の基準の見直しを検討する」と答弁。そして今回の措置となった。
見直しの内容はこうだ。
区では「柏木公園」「花園西公園」「新宿中央公園」「西戸山公園」のデモ使用を許可していたが、今後は「新宿中央公園」だけに限って許可するというもの。区役所の部長決済ひとつで制限されることになった、条例ではないので議会で採択する必要もない。
 選挙の争点のひとつが、「デモの出発地に使える区立公園を減らす」という施策の是非について審判を仰ぐというものだった。いかにも身近な話題である。それだけ公園の存在が地域住民にとっては大きいということになるのだろう。
 新宿区には2000億円以上もの莫大な予算がある。公園デモの使用規制は予算も不要だし、大きな問題には見えない。人が集まってガヤガヤすれば、そりゃあ近所の人達は迷惑がる。だからと言ってそれが公園の瑕疵とにはならないはずだ。むしろ公園にとっては名誉なことなのだ。

( 2018/11/15 )

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