ランドスケープ・造園業界情報はインタラクション
新聞・出版事業 展示会・イベント事業 ランドスケープ・造園業界の環境イベントと展示見本市はインタラクション
サイトマップ
環境緑化新聞・インタラクションの出版物
環境緑化新聞
環境緑化新聞について
誌面サンプルイメージ
環境緑化新聞35年のあゆみ
環境緑化新聞 緑風
エッセイ「世のうちそと」
ご購読お申し込み
弊社出版物
定期出版物
刊行書籍
映像関連商品
ご注文について
ご注文リストを見る
特定商品取引法に関する記載
緑風

 梅雨の旅を

6月は旅行の閑散期とされる。なぜなら5月の長いゴールデンウィークが終わり、お金も体力も家族サービスで使い果たしているからだ。
 そう思って天を仰ぐと空は曇っている。何しろ大気が不安定で地上はじめじめしている。梅雨期なのだから仕方がない。雲の動きに注目して空を見上げるとよう。しとしとふりこめられるとユーウツになり体調もすぐれないということになる。でもそうした季節があることで日本の四季は完ぺきなものとなっているのである。木々のみどりは育ち、実りの秋も約束される。本来の旅の醍醐味を知る人はこの季節こそ旅に出る。それも一人旅がいい。雨粒マニアならスポイトを携えて顕微鏡を覗いて診るのも一興だ。いかに梅雨期と言ってもずっと連日雨ではない。雨のち晴れで変化に富んだ旅が満喫出来る。雨音に耳を澄ますだけでも癒やしになる。雨の季節となればまず濃霧が立ちこめる。これがいい。実に幻想的な体験となる。霧が晴れると本来の輪郭が明瞭になるが、かえって落胆する場合も多い。
他の季節ではあじあえない魅力をそなえているのが6か月なのだ。日本の風景の最大の魅力は水蒸気である。旅の名人だった宮脇俊三さんも、有名観光地や名山や紅葉ではなく「水蒸気」に感嘆すると書いてある。平凡な田園風景を絶景に変えてしまう。霧や雲にかすむ山河は日本人好みなのだ。
だから、旅行するにも6月に限るというしかない。雨模様を見ながらしんみりしっとり夢想におちいっていると人生のいろいろなことが浮かんでは消えていく。家族のこと、友人のこと、思い出すと懐かしく心持ちもほっくりとなる。みんな笑顔というのもいい。
 住宅宿泊事業法(民泊法)がきょう15日施行された。一般の住宅やマンション、別荘などでの民泊がスタートしたのだ。交流は深まるはず。旅に出よう。

( 2018/06/15 )

前のページ ( 73 / 100 ) 次のページ
ページの先頭に戻る
 
 
定期出版物ご紹介
環境緑化新聞
自然環境データBOOK
ECO-GREENTECH2007
LANDSCAPE&GREENERY
刊行書籍一覧
近刊書籍のご案内
環境ブックセンター
イベント・セミナー案内
ECO-GREENTECH
日比谷公園ガーデニングショー
主催・開催セミナー
 

環境緑化新聞 | 定期出版物 | 刊行書籍 | 映像関連商品 | 日比谷公園ガーデニングショー | エコ・グリーンテック | サイトマップ
会社概要 | 中国市場事業支援活動 | 社会貢献活動・NPO活動 | みどり提言賞のあゆみ | 環境緑化海外視察ツアー | バイオ-ステイク

copyright (c) Interaction Co., Ltd. All Right Reserved