漱石までは遠かった
尾崎紅葉、夏目漱石は共に生誕150年である。熱海ではそれを知らせる幟が立ち、梅園の秋の紅葉祭では、衆知の紅葉作品「金色夜叉」の寸劇が仮設舞台で演じられる。熱海の海岸には貫一、お宮の像が建ち、熱海観光の撮影スポットになっている。紅葉は文学結社硯友社を率い明治時代に一大勢力を誇った作家だが、近年では弟子の泉鏡花の方が、ゆかりの地、東京・神楽坂では人気が高いようである。それにも増して人気なのが漱石である。新宿区内にあり、漱石公園であった場所が、漱石山房として整備され、人気スポットとして人を集めている。社からも近いので、行って見た。正確には試みたのである。 ( 2017/12/15 )
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