■特色
小さな巨人、400ワットでこの威力
曝気ポンプは、フロート型の水中ポンプから池水を朝顔型に吹き上げ、空気中に晒して落下させることで溶存酸素を最大限に高める技術である。
中部電力によるエアレーション比較試験
曝気ポンプ、水車、エアーストーン、打ち込みの4つの方式及び無設備の比較を行った。テーマは流速、溶存酸素量、水質、プランクトン・金魚の成長の4つで、その結果、溶存酸素量は最大で、流速の及ぶ範囲も最も大きいという結果が出た。さらに池全体に亘って水の動きが活発であることがわかった。また、試験では成長速度に大きな差は認められなかったが、歩留まりでは曝気ポンプが99.5%と最も高い数値を示した。
溶存酸素量が多いほど水中の炭酸ガス、メタンガス、硫化水素等が大気に放出され、代わりに多くの酸素が取り込まれる。これにより池の悪臭を除去、バクテリアの活性化によりアオコの発生防止、減少の効果を発揮する。
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